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------------- 広島eマガジン
VOL.560
3.18-----------------
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*ノウハウ代を、みんな、見積りに入れないのは何故だろう
昨日の「誰にでも、チャンスはある、創、ビジネスひろばin広島」
の続きです。本日は、岡野工業株式会社代表社員の岡野雅行氏
の講演の要旨をお伝えいたします。
テーマは「不可能を可能にする経営哲学」なのですが、それはど
こかに飛んで、話はどんどんと面白い方に暴走し、最後も全く時間
が足りない状態で終ってしまいました。全く飽きない講演で、本当
に傑作でした。
「特許は欲をかかないで、相手の会社との共同特許を取得する
こと。その方が、特許は活きます。裁判をしたところで、正義は負
ける。それよりも、大企業と一緒に特許を取った方が、その特許
は活きたものになるし、大企業には、顧問弁護士もついている」
「大企業にいた人は使い物にならない。大企業にいる人は、み
んな専門業にならざるをえない。そうしないと、みんな独立されて
しまう。総合的に出来ない人ばかりを作っているのが、大企業だ」
「ノウハウ代を、見積りに入れないのは何故だろう。素材、かか
る時間、利益はもちろんだが、ノウハウを請求書にみんなが入れ
ないのは、不思議だ。ノウハウとは、頭の中にある、その人(私)
の価値だから、ノウハウ代を入れても当然だ」
具体的なユニークな例があって、お婿さんが見積もったのが450
万円。でも、それでは赤字になるということで、岡野さんが見積り
の訂正をお願いしに行った。岡野さんとしては、正直な思いは、
2,000万円を要求したかったが、いくら、450万円から2,000万円は
無謀なので、先方に「いくらだったら?」という問いに、1,000万円と
返答。そうすると、先方は「それで、お願いします」と言われたそう
です。
「旦那を良くするのも、悪くするのも、嫁次第。私の意見としては、
少々は多めに見てもらいたい。最後には、女房のところに戻るも
のなのだから」
「金型単品では売っていない。システムとして売った方が利益に
なる。まともにやっては利益がでない。アイデアを考え、工夫する
ことによって、利益に結びつく」
例のテルモの痛くない注射器について、実現はしたものの、でも
どうしても、3次元図面のために、パソコンでは無理で、スパコンが
必要だった。そうしたら、偶然、ある教授が遊びに来て、その先生
にスパコンの利用をお願いした。このスパコンがなかったら、あの
痛くない注射器は出来ていなかったそうですが、それは岡野さん
の運の強さが、物語っていると思う。
ご本人曰く、中小企業経営者というよりも、町工場の親父といっ
ていましたが、これまで培ってきた大いなる自信と、その存在感、
そしてその話の面白さに圧倒された講演でした。
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